HR社労士事務所ブログ

労働・社会保険に関する最新ニュースや社労士試験のポイントについて発信するブログです。

2022年4月のブログ記事

  • 社労士試験ポイント解説 健康保険法

    資格喪失後の保険給付 (1)概要 健康保険の給付は原則、被保険者に対して支給されますが、一定の要件を満たせば、資格喪失後も給付を受けることができます。 (2)資格喪失後に支給される給付 ①傷病手当金 ②出産手当金 ③出産育児一時金 ④埋葬料 (3)支給要件 ①②傷病手当金・出産手当金 ・資格喪失日... 続きをみる

  • 社労士試験ポイント解説 労務管理一般常識

    パートタイム・有期雇用労働法 (1)パートタイム・有期雇用労働法とは パートタイム・有期雇用労働法とは、労働者がどのような雇用形態を選択しても待遇に納得して働き続けることができるように制定された、同一企業内における正社員と非正規社員の間の不合理な待遇の差を禁止する法律です。 (2)労働条件に関する... 続きをみる

    nice! 1
  • 社労士試験ポイント解説 労働保険徴収法

    労働保険料の対象となる賃金について (1)労働保険料とは 労働保険料は、労働者に支払う賃金総額に保険料率(労災保険率+雇用保険率)を乗じて得た額です。 そのうち、労災保険分は、全額事業主負担、雇用保険分は、事業主と労働者双方で負担することになっています。 (2)労働保険料の対象となるもの 労働保険... 続きをみる

    nice! 1
  • 社労士試験ポイント解説 雇用保険法

    日雇労働求職者給付金について (1)日雇労働求職者給付金とは 日雇労働求職者給付金とは、日雇労働被保険者が失業状態にあるときに、所定の要件を満たすと失業していた日ごとに支給される手当であり、一般被保険者の基本手当に相当するものです。 (2)支給要件 日雇労働求職者給付金は次の要件を満たしたときに支... 続きをみる

  • 社労士試験ポイント解説 労働者災害補償保険法

    障害補償年金差額一時金について (1)障害補償年金差額一時金とは 障害補償年金差額一時金とは、障害(補償)年金の受給権者が死亡したとき、既に支給された障害補償年金等の合計額が、障害等級に応じて定められている一定額に満たない場合に、遺族に対して支給される差額分を言います。 (2)支給要件 障害補償年... 続きをみる

    nice! 1
  • 社労士試験ポイント解説 労働安全衛生法

    総括安全衛生管理者について (1)総括安全衛生管理者とは 統括安全衛生管理者とは、一定の規模以上の事業場について、労働者の危険または健康障害を防止するための措置等の業務を統括管理する者を言います。 (2)職務 ①安全管理者、衛生管理者などの指揮 ②次のア〜オまでの業務の統括管理 ア 労働者の危険ま... 続きをみる

    nice! 1
  • 社労士試験ポイント解説 労働基準法

    休日について (1)休日とは 休日とは、労働契約において労働義務がないとされている日です。なお、必ずしも、土日や国民の休日を休日として与える必要はありません。 (2)休日の原則と例外 原則:毎週少なくとも1回 例外:4週間を通じて4日以上(変形休日制) ※変形労働制では特定の4週間に休日が4日以上... 続きをみる

  • 社労士試験ポイント解説 社会保険一般常識

    児童手当について (1)児童手当とは 児童手当は、家庭における生活の安定に寄与するとともに、次代の社会をになう児童の健全な育成及び資質の向上に資することを目的として、児童を育てる保護者に対して、主に行政から支給される手当のことをいいます。 (2)支給対象者 中学校卒業まで(15歳の誕生日後の最初の... 続きをみる

  • 社労士試験ポイント解説 厚生年金保険法

    障害手当金について (1)障害手当金とは 障害手当金とは、傷病等により障害厚生年金の障害等級に満たない障害状態となったときに、厚生年金から支給される一時金を言います。障害手当金制度は、国民年金にはない厚生年金独自の制度です。 (2)支給要件 障害年金を受給するには支給要件は以下の①〜③をすべて満た... 続きをみる

  • 社労士試験ポイント解説 国民年金法

    障害基礎年金について (1)障害基礎年金とは 障害基礎年金とは、国民の被保険者が一定の障害状態となったときに請求することにより、国民年金から支給される年金をいいます。障害により失う所得を補償することを目的としています。 (2)支給要件 障害基礎年金を受け取るには次の①〜③の要件を満たす必要がありま... 続きをみる

  • 社労士試験ポイント解説 健康保険法

    出産に関する給付について (1)出産育児一時金(家族出産育児一時金) ①支給要件 健康保険の被保険者又は被扶養者が出産したこと ②支給額 子ども1人につき408,000円(産科医療補償制度に加入している医療機関で出産した場合は30,000円を超えない範囲内で保険者が定める額が加算) (2)出産手当... 続きをみる

  • 社労士試験ポイント解説 労務管理一般常識

    育児介護休業法における事業主が講ずべき措置 (1)措置の種類 育児介護休業法において、事業主が講ずべき措置として以下の①〜④があります。 ①妊娠・出産等について申出があった場合の措置 ②雇用環境の整備及び雇用管理等に関する措置 ③所定労働時間の短縮措置 ④育児休業等に関する言動に起因する問題に関す... 続きをみる

  • 社労士試験ポイント解説 労働保険徴収法

    労働保険事務組合について (1)労働保険事務組合とは 労働保険事務組合とは、事業主の委託を受けて、事業主が行うべき労働保険の事務を処理することについて、厚生労働大臣の認可を受けた中小事業主等の団体です。 (2)認可申請 労働保険事務組合としての業務を行うには、以下の認可基準を満たしたうえで、厚生労... 続きをみる

  • 社労士試験ポイント解説 雇用保険法

    特例一時金について (1)特例一時金とは 特例一時金とは、短期雇用特例被保険者(季節的に雇用される人、または雇用される期間が1年未満で短期の雇用につくことを常態としている人)が失業したときに支給される一時金をいいます。 (2)支給要件 次の①及び②の要件を満たすことが必要です。 ①短期雇用特例被保... 続きをみる

  • 社労士試験ポイント解説 労働者災害補償保険法

    障害補償前払一時金について (1)制度概要 障害補償前払一時金とは、業務上の傷病により障害状態となり、傷病補償年金の受給権者となったとき、受給権者の請求により障害補償年金が前払いされる制度です。 (2)支給要件 障害補償年金の受給権者となっていることが要件です。1回に限り請求することができます。 ... 続きをみる

  • 社労士試験ポイント解説 労働安全衛生法

    計画の届出等について (1)制度趣旨 事業者が、危険・有害な作業を必要とする機械等を使用したり、大規模な建設工事等を行う場合は、事前に届け出て行政官庁のチェックを受けることが義務付けられています。 (2)届出の種類 ①一定の機械等に関する届け出 事業者は、危険・有害な作業を必要とする機械を使用する... 続きをみる

  • 社労士試験ポイント解説 労働基準法

    休憩時間について (1)休憩時間について 使用者は、労働時間に応じて労働者に対して一定時間以上の休憩を与えなければなりません。具体的には以下のとおりです。 ①6時間以下→与える必要なし ②6時間超8時間以下→45分以上 ③8時間超→60分以上 (2)休憩の3原則 使用者は、休憩を与えるときは以下の... 続きをみる

  • 社労士試験ポイント解説 社会保険一般常識

    船員保険について (1)船員保険とは 船員保険とは、船員又はその被扶養者の職務外の事由による傷病、死亡、出産及び労災保険の補償の上乗せとして職務・通勤上の傷病、障害、死亡に関する保険給付を行う公的医療保険をいいます。 (2)被保険者 被保険者は、船員法1条に規定する船員として、船舶所有者に使用され... 続きをみる

  • 社労士試験ポイント解説 厚生年金保険法

    基準障害による障害厚生年金 (1)基準障害による障害厚生年金とは 既に発している傷病による障害と、新たに発した傷病による障害を併合して、初めて、障害等級が1級または2級に該当することにより支給される障害年金をいいます。このとき、後発の傷病を基準傷病といいます。 (2)支給要件 ①基準傷病の初診日に... 続きをみる

  • 社労士試験ポイント解説 国民年金法

    老齢基礎年金の繰り下げ支給 (1)繰下げ支給とは 繰り下げ支給とは、本来65歳から支給される老齢基礎年金を、受給権者の請求により66歳〜75歳に繰り下げることをいいます。支給の繰り上げは1ヶ月単位で請求することができます。 (2)支給要件 支給の繰り下げの申出をするには以下の要件を満たす必要があり... 続きをみる

  • 社労士試験ポイント解説 健康保険法

    傷病手当金について (1)傷病手当金とは 傷病手当金は、被保険者が療養のために労務に服すことができなくなったときに、健康保険から支給される給付を言います。 (2)支給要件 次の①〜⑤の要件をすべて満たした場合に、傷病手当金が支給されます。 ①療養のためであること ②労務に服すことができないこと ③... 続きをみる

  • 社労士試験ポイント解説 労務管理一般常識

    有期労働契約から無期労働契約への転換(労働契約法) (1)規定概要 有機労働者の契約期間が一定期間を超えて反復更新された場合は、無期労働契約に転換される規定です。平成24年改正で新たに新設されました。 (2)転換要件 ・同一の使用者との間で有期労働契約を反復更新し契約期間を通算した期間が5年を超え... 続きをみる

  • 社労士試験ポイント解説 労働保険徴収法

    追徴金と延滞金について (1)追徴金と延滞金とは 追徴金とは、労働保険料を正しく申告・納付しない事業主に対する罰則的な徴収金です。延滞金とは、労働保険料を納期限までに納付せず催促に応じない事業主に対する遅延利息です。 (2)徴収されるケース 追徴金は、政府が確定保険料の額を認定決定したときに課され... 続きをみる

  • 社労士試験ポイント解説 雇用保険法

    高年齢求職者給付金について (1)高年齢求職者給付金とは 高年齢求職者給付金は、高年齢被保険者(65歳以上の被保険者)が失業した場合に支給される失業手当のことを言います。高年齢者の多様な就業希望に対応して一時金で支給されます。 (2)支給要件 高年齢求職者給付金は、高年齢被保険者が失業した場合にお... 続きをみる

    nice! 1
  • 社労士試験ポイント解説 労働者災害補償保険法

    障害補償給付について (1)障害補償給付とは 障害補償給付とは、業務上の傷病が治癒し、障害が残った場合に、傷害の程度(障害等級)に応じて支給される給付を言います。 (2)障害等級 障害等級は第1級〜第14級まであります。同一の業務上の傷病により、2つ以上の異なる障害が残った場合は、それぞれ障害等級... 続きをみる

  • 社労士試験ポイント解説 労働安全衛生法

    ストレスチェック検査について (1)ストレスチェック検査とは ストレスチェック検査(以下、検査)とは、事業者が、労働者の心理的な負担の程度を把握するために実施する医師又は保健師等による検査です。平成27年12月から一定規模以上の事業所に検査が義務付けられました。 (2)実施要件 事業者は、常時50... 続きをみる

  • 社労士試験ポイント解説 労働基準法

    1年単位の変形労働時間制 (1)1年単位の変形労働時間制とは 1年単位の変形労働時間制とは、1か月を超え1年以内の期間で、1週間を平均して40時間以内にすることで、業務の繁閑に応じて所定労働時間を調整できる制度です。業務の繁忙期には法定労働時間を超える時間を、閑散期には法定労働時間未満の労働時間を... 続きをみる

    nice! 1
  • 社労士試験ポイント解説 社会保険一般常識

    介護保険について (1)介護保険とは 介護保険とは、介護にかかる費用を国民全体で公平に負担し、利用しやすく公平な社会支援システムとして平成12年4月から施行された社会保険制度です。 (2)被保険者 介護保険の被保険者には、65歳以上の方が対象の第1号被保険者と、40 歳以上 65 歳未満の健保組合... 続きをみる

    nice! 1
  • 社労士試験ポイント解説 厚生年金保険法

    事後重症による障害厚生年金 (1)障害厚生年金の支給要件 障害厚生年金は次の①〜③を満たした場合に請求することができます。 ①初診日において被保険者であること(初診日要件) ②障害認定日において障害等級1級〜3級に該当していること(障害認定日要件) ③初診日前日において保険料納付要件を満たしている... 続きをみる

  • 社労士試験ポイント解説 国民年金法

    老齢基礎年金の繰り上げ支給 (1)繰り上げ支給とは 繰り上げ支給とは、本来65歳から支給される老齢基礎年金を、受給権者の請求により60歳〜64歳に繰り上げることをいいます。支給の繰り上げは1ヶ月単位で請求することができます。 (2)支給要件 支給の繰り上げをするには以下の要件を満たす必要があります... 続きをみる