HR社労士事務所ブログ

労働・社会保険に関する最新ニュースや社労士試験のポイントについて発信するブログです。

2022年6月のブログ記事

  • 社労士試験ポイント解説 国民年金法

    保険料の納付について (1)概要 政府は国民年金事業に要する費用に充てるため、被保険者から毎月保険料を徴収します。 (2)保険料の額 毎月の保険料は、年度ごとに法定保険料額に保険料改定率を乗じて計算します。令和4年度の保険料は月16,590円です。第1号被保険者が任意で加入する付加年金の保険料は月... 続きをみる

  • 社労士試験ポイント解説 健康保険法

    健康保険の適用除外について (1)概要 雇用期間が短い者や、他の医療保険制度の被保険者となる者などは健康保険の被保険者となることができません。ただし、一定の要件を満たした場合は被保険者となることができます。 (2)被保険者とならない者 次の者は健康保険の被保険者になることはできません。 ①船員保険... 続きをみる

  • 社労士試験ポイント解説 労務管理一般常識

    派遣労働者の雇入期間について (1)概要 労働者派遣法では、派遣先企業に一定期間働いた派遣労働者を正社員として雇用する努力を促すために派遣期間に上限を設けています。 (2)個人単位の雇入期間 派遣元企業は、同一の派遣労働者を派遣先企業の同一部署等に3年を超えて派遣することはできません。 (3)事業... 続きをみる

  • 社労士試験ポイント解説 労働保険徴収法

    請負事業の一括について (1)概要 請負事業の一括とは、建設の事業が数次の請負によって行われるときに、元請事業者のみを事業主として取り扱い、下請事業者の労働者も含めて一つの保険関係で処理することをいいます。 (2)要件 請負事業の一括は次の要件をすべて満たす必要があります。 ①労災保険に係る保険関... 続きをみる

  • 社労士試験ポイント解説 雇用保険法

    広域求職活動費について (1)概要 広域求職活動費は、雇用保険の受給資格者が、公共職業安定所の紹介により遠隔地にある求人事業所を訪問して求人者と面接等をした場合に支給されます。 (2)支給要件 広域求職活動費は、受給資格者が次の要件を満たした場合に支給されます。 ①公共職業安定所の紹介による求人で... 続きをみる

  • 社労士試験ポイント解説 労働者災害補償保険法

    保険給付の通則について (1)年金の支給期間 年金は受給権発生月の翌月から、受給権消滅月までの間、偶数月に前2ヵ月分がまとめて支払われます。 (2)死亡の推定 船舶及び航空機の事故等により行方不明となり、労働者の生死が3ヵ月以上わからないときは、行方不明となった日に死亡したものと推定して保険給付を... 続きをみる

  • 社労士試験ポイント解説 労働安全衛生法

    統括安全衛生責任者について (1)統括安全衛生責任者とは 統括安全衛生責任者は、建設業、造船業の事業場において、労働者及び関係請負人の労働者の作業が同一の場所において行われることによって生ずる労働災害を防止するために統括管理する者である。 (2)職務内容 ①協議組織の設置及び運営 ②作業間の連絡及... 続きをみる

  • 社労士試験ポイント解説 労働基準法

    労働時間等に関する適用除外 (1)概要 労働者であっても労働時間、休憩、休日に関する規定をあてはめることが困難であったり、保護の必要性が低い者については例外として労働時間等に関する規定を適用しなくてよいことになっています。 (2)適用除外者 ①農業、畜産業、養蚕業、水産業に従事する者 ②監督もしく... 続きをみる

  • 社労士試験ポイント解説 社会保険一般常識

    介護保険の費用について (1)介護保険の費用負担 介護保険の給付等に係る費用は半分が国等の公費、残り半分が被保険者から徴収する保険料で賄われています。具体的な内訳は次のとおりです。 ①国→100分の25 ②都道府県→100分の12.5 ③市町村→100分の12.5 ④保険料→100分の50 (2)... 続きをみる

  • 社労士試験ポイント解説 厚生年金保険法

    不服申立て制度について (1)概要 不服申立て制度とは、厚生年金保険の資格取得、標準報酬、保険給付等(以下、保険給付等)について不服がある場合に、社会保険審査官や社会保険審査会に申し立てを行なうことができる制度です。 (2)審査請求 保険給付等に不服があるときは、処分があった日の翌日から3ヵ月以内... 続きをみる

  • 社労士試験ポイント解説 国民年金法

    脱退一時金について (1)脱退一時金とは 脱退一時金とは、日本国籍を有しない方者が、国民年金の被保険者(組合員等)資格を喪失して日本を出国した場合、日本に住所を有しなくなった日から2年以内に請求することができる一時金です。 (2)支給要件 次の要件をすべて満たす必要があります。 ①日本国籍を有して... 続きをみる

  • 社労士試験ポイント解説 健康保険法

    適用事業所について (1)概要 健康保険は事業所単位で加入します。原則として、健康保険に加入する事業所に雇用される者を被保険者とします。事業所には、健康保険に強制的に加入する強制適用事業所と、任意で加入する任意適用事業所があります。 (2)強制適用事業所 強制適用事業所とは、次の用件をすべて満たす... 続きをみる

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  • 社労士試験ポイント解説 労務管理一般常識

    不合理な待遇の禁止等(労働者派遣法) (1)概要 労働者派遣法の不合理待遇の禁止等とは、同一労働同一賃金の考え方により、正社員等と非正規社員の間の待遇の相違は、合理的な相違でなければならないという規定です。 (2)均衡待遇 派遣元の事業主は、派遣労働者の職務の内容、範囲、配置変更等を考慮して派遣先... 続きをみる

  • 社労士試験ポイント解説 労働保険徴収法

    継続事業の一括について (1)概要 労働保険は原則、事業場単位で手続きしなければなりませんが、本社で賃金計算等を一括して行なっている場合は事務の効率化を図るため、厚生労働大臣の認可を受けることで企業単位で手続きを行なうことができます。これを労働保険の継続事業の一括と言います。 (2)要件 次の要件... 続きをみる

  • 社労士試験ポイント解説 雇用保険法

    移転費について (1)移転費 移転費は、雇用保険の受給資格者が、ハローワーク等の紹介により職業に就くため、又は公共職業訓練等を受講するために、住居所を変更する場合に支給されます。具体的には鉄道賃、船賃、航空賃、車賃、移転料および着後手当などが支給されます。 (2)支給要件 移転費は次の要件を満たし... 続きをみる

  • 社労士試験ポイント解説 労働者災害補償保険法

    二次健康診断等給付について (1)二次健康診断等給付とは 二次健康診断等給付は、職場の定期健康診断等(以下「一次健康診断」といいます)で異常の所見が認められた場合に、脳血管・心臓の状態を把握するための二次健康診断及び脳・心臓疾患の発症の予防を図るための特定保健指導を1年度内に1回、無料で受診するこ... 続きをみる

  • 社労士試験ポイント解説 労働安全衛生法

    作業主任者について (1)作業主任者とは 作業主任者とは、労働災害を防止するための管理を必要とする一定の作業について、その作業の区分に応じて選任が義務付けられているもの者をいいます。 (2)職務内容 労働災害を防止するために管理を必要とする以下の以下の作業に従事する労働者の指揮等を行います。 ①石... 続きをみる

  • 社労士試験ポイント解説 労働基準法

    企画業務型裁量労働制について (1)概要 企画業務型裁量労働制とは、経営企画、人事・労務、財務・経理、広報、営業、生産を担当する各々の部署における業務のうち、調査及び分析を行い、企画・計画を策定する業務の中から、対象となる業務を労使で定め、労働者を実際にその業務に就かせた場合、労使であらかじめ定め... 続きをみる

  • 社労士試験ポイント解説 社会保険一般常識

    介護保険の給付について (1)給付の種類 介護保険の給付には「介護給付」と「予防給付」があります。それぞれ下記の給付を受けることができます。 ①基本サービス ②密着型サービス ③用具購入補助 ④住宅改修補助 ⑤介護計画立案 ⑥介護施設利用 ⑦高額費用補助 ⑧特定入所者 (2)主な給付内容 ①居宅介... 続きをみる

  • 社労士試験ポイント解説 厚生年金保険法

    厚生年金保険料について (1)保険料の計算 厚生年金保険料は被保険者の標準報酬月額、標準賞与額に保険料率を乗じて計算します。 (2)保険料率 保険料率は平成29年9月以降は1000分の183です。 (3)負担・納付 保険料は事業主と被保険者がそれぞれ半額ずつ負担します。事業主は被保険者に係る保険料... 続きをみる

  • 社労士試験ポイント解説 国民年金法

    死亡一時金について (1)死亡一時金とは 死亡一時金とは、国民年金保険料を一定期間納めていた被保険者が年金受給前に亡くなった場合に遺族に対して支給される一時金です。 (2)支給要件 死亡一時金を受け取るには、次の要件をすべて満たす必要があります。 ①死亡月の前月までに第1号被保険者として保険料納付... 続きをみる

  • 社労士試験ポイント解説 健康保険法

    不服申立て等について (1)概要 健康保険では、被保険者資格、標準報酬、保険給付の処分に不服があるときは、社会保険審査官に審査請求し、さらに不服がある場合には、社会保険審査会に再審査請求することができます。 (2)審査請求 審査請求は、処分があったことを知った日の翌日から3ヵ月以内に社会保険審査官... 続きをみる

  • 社労士試験ポイント解説 労務管理一般常識

    職業紹介事業について(職業安定法について) (1)概要 職業紹介事業とは、求人及び求職の申し込みを受け、求人者と求職者との間における雇用関係の成立をあっせんすることをいいます。職業紹介事業には、大きく分けて有料職業紹介事業と無料職業紹介事業があり以下のように区別されます。 ①有料職業紹介事業 ・民... 続きをみる

  • 社労士試験ポイント解説 労働保険徴収法

    有期事業の一括について (1)概要 同一事業主が、複数の小規模建設現場で事業を行なっている場合、それぞれの現場ごとに労働保険事務の処理をしていると煩雑になるため、要件を満たせば法律上当然に保険関係を一括しまとめて処理することができます。これを有期事業の一括といいます。 (2)要件 次の要件をすべて... 続きをみる

  • 社労士試験ポイント解説 雇用保険法

    常用就職支度手当について (1)常用就職支度手当とは 常用就職支度手当とは、受給資格者で、就職した日に45歳以上の者、及び身体障害者、その他就職が困難な者が、公共職業安定所の紹介により1年以上雇用が見込まれる職業に就いたときに支給される手当です。 (2)支給要件 次の①〜⑦のいずれにも該当したとき... 続きをみる

  • 社労士試験ポイント解説 労働者災害補償保険法

    通勤災害に関する保険給付 (1)概要 労災保険法では、もともと業務災害のみを対象として保険給付を行なっていましたが、通勤は業務に付随することから、昭和48年から通勤災害も保険給付の対象となりました。ただし、通勤中の災害はもともと事業主の災害補償責任はないためいくつか相違点があります。 (2)業務災... 続きをみる

  • 社労士試験ポイント解説 労働安全衛生法

    産業医について (1)産業医とは 産業医とは、事業場において労働者が健康で快適な作業環境のもとで仕事が行えるよう、専門的立場から指導・助言を行う医師のことです。 (2)職務内容 ①労働者の健康診断等の健康保持措置 ②労働者の面接指導等の健康保持措置 ③労働者のストレスチェック等の措置 等 (3)選... 続きをみる

  • 社労士試験ポイント解説 労働基準法

    専門業務型裁量労働制について (1)概要 専門業務型裁量労働制とは、業務の性質上、業務遂行の手段や方法、時間配分等を大幅に労働者の裁量にゆだねる必要がある業務として定められた業務の中から、対象となる業務を労使で定め、労働者を実際にその業務に就かせた場合、労使であらかじめ定めた時間働いたものとみなす... 続きをみる

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  • 社労士試験ポイント解説 厚生年金保険法

    離婚時の3号分割制度について (1)概要 離婚時の3号分割制度とは、離婚時に被扶養配偶者から請求があった場合、被扶養配偶者の国民年金第3号被保険者期間について、厚生年金保険料納付記録を分割することができる制度です。保険料納付記録を分割することにより、お互いの年金額が改定されます。 (2)按分割合 ... 続きをみる

  • 社労士試験ポイント解説 国民年金法

    寡婦年金について (1)寡婦年金とは 寡婦年金とは、老齢基礎年金の受給資格期間を満たした夫が老齢基礎年金を受給する前に死亡した場合に、遺族基礎年金を受給できない妻に対して支給される年金です。 (2)支給要件 寡婦年金は次の要件をすべて満たしたときに支給されます。 ①死亡日前日に死亡月前月までの第1... 続きをみる