社労士試験ポイント解説 労働安全衛生法
店社安全衛生管理者について
(1)店社安全衛生管理者とは
店社安全衛生管理者とは、統括安全衛生責任者、元方安全衛生管理者の選任が義務付けられていない中小規模の建設現場において、統括安全衛生管理を行う者(現場代理人等)に対する指導等を行う者を言います。
(2)職務
①工事現場における統括安全衛生管理を担当する者(現場代理人等)に対する指導
② 少なくとも毎月1回労働者が作業を行う場所を巡視
③労働者の作業の種類その他作業の実施状況を把握
④協議組織の会議に随時参加
(3)選任
店社安全衛生管理者は、以下の仕事区分と労働者数の現場において選任します。
①常時20人以上30人未満
・ずい道等の建設工事
・一定の橋梁の工事
・圧気工法による工事
②常時20人以上50人未満
・鉄骨・鉄筋コンクリート造りの建築物工事
(4)資格
店社安全衛生管理者は、次のいずれかの資格を満たした者を選任しなければなりません。
①大学等の卒業して3年以上の実務経験を有する者
②高校等の卒業して5年以上の実務経験を有する者
③8年以上の実務経験を有する者
④その他厚生労働大臣の定める者
(本日のポイントまとめ)
・店社安全衛生管理者とは中小規模の建設現場における安全衛生管理者
・ずい道工事、橋梁工事、圧気工法工事で労働者数20人以上30人未満の現場で選任
・鉄骨・鉄筋コンクリート造りの建築物工事で労働者数20人以上50人未満の現場で選任
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