HR社労士事務所ブログ

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社労士試験ポイント解説 社会保険一般常識

前期高齢者の費用負担の調整について


(1)概要


定年退職者等が国民健康保険に加入すること等により、国民健康保険の負担が増えるのを解消するため、保険者間で前期高齢者の費用負担を調整します。


(2)前期高齢者とは


前期高齢者とは65歳から74歳までの高齢者をいいます。


(3)保険者間の調整


社会保障診療報酬支払基金は、各保険者から「前期高齢者納付金」を徴収し、そこから各保険者に対して、各保険者の加入者に占める前期高齢者の割合に応じた「前期高齢者交付金」を交付します。


(本日のポイントまとめ)
・国民年金保険は定年退職者など高齢で収入のない者も加入するため費用負担が大きい
・国は保険者から納付金を徴収し交付金を交付することで前期高齢者の費用負担を調整する
・納付金の徴収、交付金の交付は社会保障診療報酬支払基金が行う


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