HR社労士事務所ブログ

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社労士試験ポイント解説 厚生年金保険法

在職老齢年金について


(1)在職老齢年金とは


在職老齢年金とは60歳以降、厚生年金に加入しながら(働きながら)受け取る老齢厚生年金をいいます。


(2)年金支給停止のしくみ


在職老齢年金は、①総報酬月額相当額と②基本月額の合計額が47万円を超えた場合、超過額の2分の1に12を乗じた額が年金停止となります。


①総報酬月額相当額
総報酬月額相当額とは、被保険者のその月の標準報酬月額と、直近1年間の標準賞与額総額に12分の1を乗じた額の合計額です。


②基本月額
基本月額とは、老齢厚生年金に12分の1を乗じた額です。


(本日のポイントまとめ)
・厚生年金に加入しながら受給する老齢厚生年金を「在職老齢年金」と言う
・在職老齢年金は1ヶ月分の「給与」「賞与」「年金」の合計が47万円を超えると減額される
・減額される年金額は47万円を超えた額2分の1の12ヶ月分


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