HR社労士事務所ブログ

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社労士試験ポイント解説 労働保険徴収法

労働保険料の計算について


(1)概要


労働保険料は賃金総額に保険料率を乗じて計算します。継続事業の場合は年度毎の賃金総額、有期事業の場合は事業期間毎の賃金総額に保険料率を乗じて計算します。


(2)労働保険料の種類


労働保険料の種類は大きく分けて「概算保険料」と「確定保険料」があります。概算保険料とは、当年度の賃金見込額に保険料率を乗じて計算した額を言い、確定保険料とは、前年度の賃金確定額に保険料率を乗じて計算した額を言います。


(3)申告・納付


労働保険料の申告は、継続事業の場合、毎年6月1日から7月10日の間に行います。労働保険料は当年度の概算保険料と前年度の確定保険料を申告します。納付額は当年度の概算保険料と前年度の確定保険料の精算額を合計した額を納付します。


(本日のポイントまとめ)
・労働保険料は賃金総額に保険料率を乗じて計算する
・労働保険料には当年度の概算保険料と前年度の確定保険料がある
・申告は当年度の概算保険料と前年度の確定保険料を両方申告する
・納付は当年度の概算保険料と前年度の確定保険料の精算額の合計額を納付する


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